お別れ

20年くらい音信不通だった実の父親が亡くなったという知らせを受け取った。

父親とは両親の離婚でゆるやかに決別していたし、最後に会ったのが反抗期ということもあって、心温まる思い出は少ない。でも大人になって、もう一度会おうと接触を試みた時は運悪く連絡手段が途切れていた。この時点でこじれた関係の修復をするのをあきらめてしまった。

大人の理由を理解できない頃は、父親をあからさまに嫌ったこともあった。だから死の一報で動揺する自分がわからない。涙が落ちる。どうしてだろう。

そこでもう一度考え直すと、父親が嫌いじゃないことがわかった。嫌だったのは家族が離ればなれで暮らす現実で、父親の人となりについて嫌な思いをしたことはなかった。現実に対する不満と父親への感情を切り離せず、混乱していたのだ。

悲しいわけがわかった。納得。

この事は寿命を使い果たした先の世界で話そうと思います。
しばらくはお別れです。お父さん、さようなら。ありがとう。

Posted at 2007/11/06 (Tue) 12:06 in 雑談 | WriteBacks (4)

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Comments & Trackbacks

けーきのblogを見て、私も涙ぐんでしまった。
お父さんが元気な時に、もう一度会っておけば良かった、と
お葬式の後も泣き通しでした。
お父さんは一人で寂しい思いをしていたのではないだろうか、と
すまない気持ちで一杯になった。

でも、きっとお父さんは、
私が元気で暮らしているから
天国で喜んでいるだろう、と勝手に思うことにしたよ。

Posted by ピカ at 2007/11/07 (Wed) 12:16:35

そうだな、元気に暮らさないとね。
早速、笑えそうな映画をいくつか借りてきた。

ありがとう。

Posted by けーき at 2007/11/08 (Thu) 00:09:49

父が死んで3年3ヶ月。
そのとき心に空いた穴は、埋まることはなさそう。
多分、父の死を受け入れることも受け入れないことも両方拒絶してしまったままだと思う。
結局、涙は落ちなかった。

それでも、元気に生きて行けている。
リビングの壁際中央に陣取る父の写真は、穏やかだけど何も語らない。
よく、同じ住まいなのに(マイナス父)となっていることを思い出し、寂しくなる。

父が母にしたように人を愛せるかは、全然自信がない。

それでも、Father's son 私は父の息子。
それはとても、心の中で誇りに思えること。

支離滅裂でゴメン。

月並みな言葉だけれど、けーきのお父様のご冥福を祈ります。

Posted by Shoさん at 2007/11/10 (Sat) 23:54:25

家族を亡くした穴は、小さい頃に空想した以上に大きいです。
学ぶこともたくさんあるけど、できるなら体験したくない種類の喪失感ですね。

Shoさん、ありがとうございます。

Posted by けーき at 2007/11/11 (Sun) 00:33:02


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