レピシエ100種 テイスティングマラソン: 第08回(全20回)
アフリカ紅茶とクラシックブレンド編。アフリカの紅茶はとげが少なくて土っぽい香りがする。紅茶と黒茶を足して2で割ったような感じ。
512 マシンギ(CTC)
MASINGI, BP 400円/50g世界第2位の大きな湖、ビクトリア湖の西にある農園。標高1500mに産する、繊細で優しい花のような香り、爽やかな酸味と苦みが楽しめるCTC製法の紅茶です。農園の名前は、現地語で2つの川に囲まれた場所を意味しています。
素朴で平凡な印象だが、レモンと似た酸味が味に起伏を与えている。渋みは酸味の後にじわっとくる。カップに注いだ瞬間のときめきが少ない分、口の中の繊細な味の移り変わりを楽しめる。でもシェイクティで作ったら茶葉の個性を殺してしまった気がした。さくっと一気飲み。口当たりの良さも個性?
6点/10点
530 イジェンダ
IJENDA, BP(CTC) 350円/50gアフリカ・ブルンジのCTC紅茶。輝くオレンジ色の水色、広がりのある香りは、アフリカの大地を思わせます。コクがあるのにすっきりしていて、ダンディなイメージ。ストレートでもミルクでも。
黄金色の水色が美しい。最初にふっくらとした香りが立ち上って和むが、後口に何も残らないのは少し寂しい。価格を考えると、香りが弱いのは仕方ないのかな?ミルクティにすると、ミルクの甘みと茶葉の渋みが引き出されて、味の余韻を補完してくれる。ストレートが物足りない時はミルクティで飲むと吉。
5点/10点
531 イガラBP(CTC)
IGARA 400円/50gCTC紅茶でありながら、全体的に軽めな印象のあるアフリカ諸国のお茶と、重めでコクのあるインド・アッサムのお茶。同じCTCでも全くキャラクターが異なりますので、ミルクティーで飲み比べると面白いです。
色濃く力強い透明感をもつ水の色が印象的。最初にコクのあるボディ、後口にサロメチール香のような風味が残る。渋みは二煎目で。重量感と爽やかさが同時に現れる不思議な味わいが癖になりそう。ミルクとの相性も良いけど、爽やかさな余韻を楽しむなら断然ストレート。甘いデザートとよく合いそう。
8点/10点
610 ピュアダージリン・カンチェンジュンガ
KANCHENJUNGA 700円/50gさわやかな渋みとフルーティな香りが絶妙なバランス。カンチェンジュンガ峰を望むダージリンの、春摘み茶だけをブレンドしました。
トップノートの立ち上がりが弱い。最初のうちは春摘みらしい青い風味を楽しめるが、味の余韻がほとんどない。茶葉のグレードの差なんだろうか。そうだとしたらあまりにも寂しい。二煎目は白湯同然のような…。これに700円出すのはもったいない。自分なら別の種類の茶葉を買って春の訪れを待つ。
2点/10点
611 ピュアダージリン・ビクトリアフォール
VICTORIA FALLS 750円/50g最もダージリンらしいセカンドフラッシュ(夏摘み)だけをブレンド。豊潤なマスカットフレーバーを存分に楽しめます。
中途半端な水色があまり美しくない。香りは弱いけど味は割といい。果実のようにほんのりした甘みと涼やかな後口を楽しめる。下位グレードの茶葉として 610 よりずっと良くできている。実際に自分が買うかどうかを別にして、アイスティ用・大量消費用途の夏摘み商品と割り切る選択はありうる。
6点/10点
610 と 611 は評価渋め。春摘み・夏摘み共に農園別の茶葉が通年買えるのに、わざわざ二級品のブレンド茶を買う必要はない。500円台だったら +2点あげてもいい。
今回のマラソンで、40種類の茶葉を味見した。回を重ねると、レピシエの中の人が「ミルクで!」「存分に!」と説明する気持ちに対してシンパシー(同情?)を覚える。これはきっと茶葉への評価が揺らいでいる瞬間なのだ。日本人っぽいなぁ。
お茶の種類が違うけど、スターバックスが豆を選定する時の判断は厳しい。「だめなものはだめ、絶対流通させない」という潔さがある。その点、レピシエは「茶葉の味は年ごとに変わる物だから、良くても悪くても流通させてみよう」という姿勢があるように思う。
一定の基準を死守するスターバックスと、原料の質によって含みをもたせるレピシエ。どちらも茶文化の発展という目標は同じ。
Posted at 2004/09/27 (Mon) 23:59 in テイスティングマラソン | WriteBacks (4)

