レピシエ100種 テイスティングマラソン: 第06回(全20回)
今回は一貫性がまるでないラインナップ。青茶、黒茶、紅茶、台湾茶、フレーバードティー。中国茶は何煎も出せるので、いつもより時間がかかった。
413 ティグヮンイン
鉄観音特級 950円/50g日本でもポピュラーな鉄観音ですが、この繊細な甘さとふくよかな香りは数ある鉄観音の中でも絶品。3煎以上お楽しみいただけます。
青茶だから抽出時間1分。特級と位置づけるだけあって繊細な味わいが印象的。水色は透きとおった黄色、ふわりと立ち上る香り、かすかな甘みがバランス良く調和している。小気味良いキレがあるので、自然に次の一口が欲しくなる。渋みはほとんどなし。ガラス製茶器で茶葉が広がる様子を楽しむのも一興。
9点/10点
432 モンハイプーアル
MENGHAI PUER 800円/50g黒茶の代表格プーアル茶の中でも有名なモンハイ産です。水色は濃く、独特な香味と芳醇な味わいがプーアル好きの方におすすめ。
黒茶なので茶器はガラス製ポット。抽出時間約1分。色が出る限り飲める。プーアル茶独特の発酵臭が少なく、口当たりが丸い。3煎目を過ぎると味の癖が抜けて飲みやすくなる。先入観の抵抗がなければ砂糖入りミルクティもおいしい。でも800円の価格設定は微妙。味の深みが物足りない気がする。
2点/10点
434 ディエンホン
シ眞紅紅茶特級 650円/50g雲南省の代表的な紅茶。大葉種でチップを多く含んだ茶葉。甘い香り、どっしりした味わいで、真紅色と呼ばれる美しい水色が楽しめます。
甘い香りと風味に続いて、渋みの効いたコクが出る。水の色はあまり赤味を感じなかった。口に含んだ時の渋みはそれほど感じないが、喉へ落ちた後にどすんとした重量感がくる。食事後やボリュームのあるデザートと一緒にいただきたい。かじると甘い味がする茶葉は、お菓子の材料に使ってもおいしそう。
8点/10点
456 凍頂烏龍茶 冬茶 特級
Tung Ting Oolong Special Grade 1550円/50g台湾を代表する名産地、凍頂山の、まろやかな冬茶です。伝統的な製法による強めの焙煎香の奥から、花のようなコクがほのかに感じられ、しっかりした味わいの印象でまとまります。
くるんとカールした茶葉がかわいい。そしてココナツのような甘い香りにうっとり。透明感のある黄色い水の印象と裏腹な味が素敵。絹のような舌触りは絶品。二煎目以降は極端に味が薄くなるけど、個人的には許容範囲内。小さめの茶器で茶葉の風味をじっくり引き出して味わいたい(あるいは水出し)。
7点/10点
500 モーリシャス島・バニラティー
ILE MAURICE VANILLE 450円/50gBOPタイプの茶葉をベースにしたバニラティー。濃厚なコクと強い甘さのバランスが絶妙で、ミルクティーに最適です。
抽出時間2分。茶葉が砂のように細かいので、茶こし必須。バニラの香りとアイスクリームのような甘みが強い。ホットよりアイス、ストレートよりミルクティ向き。アイスにすると舌が引き締まるような渋みが前に出てくるが、紅茶はバニラの脇役に徹している。フレーバーなしでは成立しない茶葉なのかも。
4点/10点
鉄観音や凍頂烏龍は初めて味わう茶葉だったので、甘い採点になった気がする。中華街に出向く機会がある時に中国茶専門店で買って比べたい。
456 は春茶というのがあるらしいけど、実物を店頭で見たことがない。よって「この値段なら春茶を買う」等のかっこいい感想が言えない。がっくり。まぁ飲みたい時に飲める方がありがたい場合もあるよね、とか言ってみる。
一番納得ができないのは 432 のプーアル茶。価格設定以前に茶葉としての完成度が低い気がする。発酵が足りない。8年寝かせろ!までは言わないけど、同じ売り物ならきちんと作っていただきたい。無理なら黒茶の取り扱いをやめてしまえ。
Posted at 2004/09/18 (Sat) 22:39 in テイスティングマラソン | WriteBacks (2)
