Say Hello! あのこによろしく。
最初にほぼ日で見かけた時は、「犬の写真だから」という単純な理由で無視していた。それと、テレビドラマのような小出し作戦は苦手。連載中のコンテンツを熟読するのが好きです。
だから本になると聞いて、連載終了後に「試し読み」してみました。それで中味に納得してから、本を買いました。
犬の写真だけど、犬じゃない。命の本。
人間は長い長い時間をかけて、難しくなりすぎた。社会、慣習、善悪、煩悩、貧富、価値。脳が肥大して作り上げた世界は、良い居心地を探すのに苦労する。
でも、犬は人間が抱える悩みを知らずに生きている。命の幸福を謳歌している。とても単純な、「産まれた命が幸福そのもの」ということを思い出させてくれる。
この写真集を眺めると、まるで自分が犬になったような錯覚がする。産まれてきた子犬たちと一緒になって遊んでいるような気分になれる。犬と一緒に、遠い景色を見つめることができる。運命の巡り合わせのような家族の幸福を感じることができる。
数多くの写真には、幸福な時間を思い出させる力があります。失われた幸福も、かつて経験した幸福も、これから体験するであろう幸福も、すべて目の前に現れるのです。
「うっそー、そんなの糸井に洗脳されてるんだよ!」と思う人は、ほぼ日で連載していたコンテンツを眺めてください。試食は完全に自由です。胸が苦しいような感触がしたら、本を買った方がいいです。本には連載時に掲載されなかった写真とエピソードが満載です。涙が出てきたら家族や友人にプレゼントしましょう。
犬は苦手とか、ペットは嫌いとか、そんな理由で読まないのはいくない。
追記。愛されない生き物たちの記録。
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Posted at 2005/02/08 (Tue) 02:02 in 本 | WriteBacks (3)

