絶望に効くクスリ
久しぶりに漫画を買った。絶望に効くクスリ。
永田農法創始者の永田さんが出ている6巻と、糸井ダーリン出演の4巻をチョイス。
読み始めは、各章毎に文章モノローグを置くのは漫画の表現技法としてどうなの?って思った。w
でも全身全霊で1コマを描いてるのが紙を通じて伝わってきたから、技法云々は気にならなくなった。
絶望に効くクスリは、昔の人間が自慢していたはずの泥臭い正義感や情熱をとても大事にしていて、でも人気漫画としての地位を固めているらしい。いいね。
と言うのは、テレビ番組に出演していたデザイナーの佐藤可士和さん(ほぼ日:デザイン論!)の話にショックを受けたことがありまして。
大学卒業後、大阪の広告代理店に配属された佐藤可士和さんは、エネルギッシュで力強い広告をどんどん輩出していくのです。しかし佐藤さんの仕事を見た東京配属の人たちが「かっこ良く見せようとする作風が、すごくカッコ悪い(意訳)」と噂していたらしい。
このエピソードを聞いて、自分の脳は「カッコイイものを格好良く見せて何が悪い」と反応した。しかし司会の女の子が「『カッコつけてるのがカッコ悪い』って言われてショックだったんじゃないですか?」と質問!!
そしたら佐藤さんが即答で「ショックでした」と。
商品を格好良く見せるのも広告の役割のひとつで、作り手の熱意をデザイナーが伝えるのは正しい仕事と私は考えていたから、ものすごくショックを受けた。
閑話休題。
絶望に効くクスリを通じて、世間の人々の100%が「情熱=熱い=カッコ悪い」とは見なしてない、むしろ良い評価をつけている!という事実を確認できた意味で、自分にとっての心の拠り所になった漫画。読んでない人はぜひ。
集英社のオンラインショップでは各巻毎の出演者をチェックできます。5巻の富野由悠季氏と1巻の井上雄彦氏も秀逸だそうです(by amazon レビュー)。
(修正20060613:事実誤認を訂正)Posted at 2006/05/17 (Wed) 02:36 in 美術 | WriteBacks (0)


